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ボランティアに興味がなかった私が、「また参加したい」と思った夜

正直に言うと、これまで私はボランティアにあまり興味がありませんでした。そんな私が、2026年10月22日(木)、Ur AIのチームメンバーと参加したのが、「東京ナイトマーケット」のボランティアです。

Ayaka Mizuochi

Ayaka Mizuochi

コーポレートオペレーションズリード

ボランティアに興味がなかった私が、「また参加したい」と思った夜

正直に言うと、これまで私はボランティアにあまり興味がありませんでした。

友人の手伝いをすることはあっても、それは「友人だから手伝う」という感覚。ボランティアには、どこか「ただ働き」というイメージもあって、自分から参加しようとは思っていませんでした。

そんな私が、2026年10月22日(木)、Ur AIのチームメンバーと参加したのが、「東京ナイトマーケット」のボランティアです。

東京ナイトマーケットは、代々木公園のケヤキ並木で10月21日〜25日開催の、「東京×アジアの夜市」をコンセプトにした野外イベント。約50店舗のグルメをはじめ、音楽ライブやDJ、大道芸などが楽しめる、入場無料の夜のお祭りです。

今回私たちが参加したのは、NPO iPledgeが実施する環境対策ボランティア。18:00〜22:30の活動枠で、会場内の「エコステーション」を担当しました。

主な活動は、来場者へのごみ・資源の分別案内や、ごみ袋の交換、回収など。ペットボトルのラベルやキャップを外してもらうよう声をかけるなど、来場者の皆さんにも協力していただきながら、イベントを裏側から支える活動です。

東京ナイトマーケットのエコステーションで、来場者のごみ分別を案内するUr AIのメンバーとボランティア

会社のメンバーとして、どんな気持ちで参加すればいいのだろう。最初はそんな戸惑いもありましたが、始まってみると、一人の参加者としてすっかり楽しんでいました。

参加前から、「終わったら、きっと気持ちがいいんだろうな」とは思っていました。でも実際は、その想像の5倍、10倍と言いたくなるくらい。しかも、終わった後ではなく、活動のわりと序盤から、すでに気分がよかったのです。

こんなに楽しんでいる自分に、ちょっと感動していました。

気づけば、カップを重ねることに夢中

同じ班になった経験豊富なボランティアの方から、いろいろな工夫を教わりました。

例えば、ごみ袋の交換。いっぱいになってから新しい袋を広げようとすると、意外と手間取ります。その間、ごみを捨てたい人を待たせてしまう。だから、次の袋をあらかじめ広げて、すぐに取り付けられる状態にしておくのだそうです。

なるほど、こういう準備でスムーズになるんだな、と勉強になりました。

もう一つ教わったのが、空のカップを重ねることです。

トングで何をしているのだろうと尋ねると、ごみ袋の中でかさばらないように、カップを重ねているとのこと。マラソン大会でもよく使う方法なのだそうです。

これが、やってみると妙に楽しい。

教わってからは、ひたすらカップを重ねていました。気づけばタワーのようになり、重ねすぎて傾いて、最後にはアーチのような形に。

「アーチができてる」と、ごみを捨てに来た方が笑ってくれるのも嬉しくて。途中からはもう、カップを重ねること自体を楽しみにしていました。

ごみ箱の上に架かった、重ねたプラスチックカップのアーチの後ろでポーズをとるUr AIのメンバー2人

場所や、そこにいる人たちの雰囲気も大きかった

私たちの班は、ちょうどライブの時間に、ステージの目の前にあるエコステーションを担当しました。

ライブ中は、お客さんがステージに集中していて、ごみを捨てに来る人が少なくなる時間もありました。その間は、私たちも音楽を楽しめました。正直、ちょっとした特等席でした。

音楽が流れて、来場者の皆さんも楽しそうで、夜の会場がキラキラしている。おしゃれな人たちの姿を見ているだけでも楽しい。そんな場所でお手伝いできたことは、今回の楽しさに大きく関わっていたと思います。

ごみを扱う活動なので、最初はもっと汚れやにおいが気になるのかな、とも思っていました。でも、私が担当した場所では、想像していたよりずっと抵抗なく作業できました。

黄色い「ECO STATION」の看板の下で、エコステーションを担当するUr AIのメンバー

初めての参加で、かなり「当たり」を引いた気がします。

同じ作業でも、場所や周りの人の雰囲気が違えば、感じ方は違ったかもしれません。何をするかだけでなく、どんな環境で、どんな人たちに囲まれてするかも、自分にとって大事なのだと感じました。

気負わず動いて、「ありがとう」を交わす

活動中、目を見て「ありがとうございます」と言ってくださる方が、思っていた以上にたくさんいました。そのたびに、素直に気分がよくなりました。

私からも「ありがとうございます」「ペットボトルはラベルとキャップを外してお願いします」と、何度も声をかけました。数えてはいませんが、一晩で本当によく口を動かしたと思います。

普段は自分の部屋でパソコンに向かって仕事をしているので、こんなに続けて人とやり取りすることは、あまりありません。

何を話そうかと身構えなくても、案内をして、「ありがとう」を交わすだけで、人と気持ちよく関われる。立って、体を動かして、目の前の作業に取り組む。その時間自体が、とても心地よかったです。

「ボランティアとして参加している」という気持ちも、私には大きかったと思います。

普段の仕事では、「お給料に見合う働きをしなきゃ」という意識が先に立つことがあります。でも今回は、そうした気負いよりも、「誰かの役に立つために来ている」という気持ちが先にありました。

自分がいいことをしていると思えて、気分がいい。そういう正直な喜びもありました。

だからといって、活動中ずっと立派なことを考えていたわけではありません。むしろ、その場では難しいことをあまり考えず、ただ楽しんでいました。

やることがあって、退屈せず、工夫しながら手を動かしていると、時間があっという間に過ぎる。こういう時間が、自分の生活を充実させてくれるのだと、改めて感じました。

ごみ箱のこちら側に立って、気づいたこと

楽しかった一方で、ごみを扱う側になって、気になったこともあります。

カップを重ねていたので、私はずいぶんカップに注目していました。中には、硬くて丈夫そうな透明のプラスチックカップや、シャンパングラスのような形のものもありました。

「こんなにしっかりしているのに、一度で捨ててしまうんだ」

見た目の華やかさや、ちょっとした贅沢感も、イベントの楽しさの一つだと思います。それでも、次々に捨てられていくのを見ると、少し気になりました。

特に困ったのは、ラムネの容器です。

今回扱ったものは、プラスチック製の容器の中にガラス玉が入っていました。その場ではガラス玉を取り出して分別する必要があったのですが、ふたがとても固く、なかなか開けられませんでした。

飲むときには楽しい商品でも、処分する段階では、こんなに手間がかかる。実際にその作業をする側に立つと、その大変さがよく分かりました。

作るときや売るときに、捨てるときの扱いやすさまで、もう少し考えてもらえたら。そう思うと同時に、自分たちが何かを提供する側になったときにも、忘れたくないことだと感じました。

目の前のお客さんだけでなく、その先にいる人のことも考える。

使い終わったものを片づける人。分別する人。表からは見えないところで、手間を引き受けている人。

買う人や使う人に喜んでもらうだけでなく、その後を担う人にとっても扱いやすいか。そこまで考えて、ものやサービスを提供できる人でありたいと思いました。

私自身も、目の前のお客さんだけでなく、その先にいる人たちのことまで考えられる会社を、仲間と一緒につくっていきたいと思いました。

少し大きな話になりましたが、きっかけは、目の前のラムネのふたが開かなかったことでした。

いつもの仲間と、いつもと違う経験を

普段、仕事の仲間とは画面越しに話すことが多く、対面でもパソコンの前に座っていることがほとんどです。

その同じ仲間と、外に立って体を動かし、普段の仕事とはまったく違うことをする。いつもの空気が少し入れ替わるような、新鮮さがありました。

音楽を楽しみ、人とやり取りし、おいしい食事もいただいて。こういう活動なら毎週末でも参加したい、と思うくらい、いい時間でした。

もちろん、今回の楽しさには、会場の雰囲気や活動内容が自分に合っていたことも大きいと思います。別の活動でも同じように感じるかは、まだ分かりません。

それでも、やってみる前には分からなかったことが、これだけありました。街のごみ拾いなど、まだ参加したことのない活動も、食わず嫌いせずに一度体験してみたいです。

会社の企画というきっかけがなければ、私は今回、参加していなかったはずです。

自分からは選ばないことでも、外からきっかけをもらってやってみると、こんなに楽しめることがある。今まで参加してこなかったのは、少しもったいなかったかもしれません。

この機会をつくってくれたSandeepさん、一緒に参加してくれた皆さん、そして現場で教えてくださった皆さんに感謝しています。

これからは会社の企画に限らず、自分でも参加したい活動を探してみたいです。

誰かの役に立ちながら、自分もこんなに楽しく過ごせる。

そのことを実感できた夜でした。